店先に自然と馴染む、老舗洋菓子店のためのオリジナルベンチ
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施工名
【オリジナルベンチ】トロイメライ
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価格
オープン価格
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納期
ご注文後、2~3週間
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サイズ・仕様(寸法、素材、仕上げ方法など)
・本体:鉄(クロカワ 艶消し黒塗装)
・座面、背もたれ:天然木
店先に自然と馴染む、洋菓子店のためのオリジナルベンチ
埼玉県三郷市にある老舗の洋菓子店のリニューアルに伴い、店頭に設置するベンチのご相談をいただきました。長く地域に親しまれてきたお店が、新たなオーナーのもとで再スタートするという節目のタイミングです。
ご要望は、「お客様が店先で少し荷物を置いたり、ふと腰掛けられる場所をつくりたい」というもの。ただしそれは単なる設備ではなく、店舗の“顔”として空間に溶け込み、さりげなく印象に残る存在であることが求められていました。
具体的なデザインは決まっておらず、ゼロからのスタート。そこで私たちは、使い方と見え方の両方から考え、オリジナルベンチの開発を行いました。
発想をかたちにする、ものづくりの経験と技術
今回のベンチは、若手職人のデッサンからスタートしました。自由な発想をベースにしながら、それを実際に使えるかたちへと落とし込むため、工場長が構造や加工の面からサポートしています。
ロートアイアンは、鉄に熱を入れ、叩き、曲げ、溶接することで形を生む技法です。図面上ではきれいに見える曲線も、実際の鉄で再現するには細かな調整が欠かせません。特に今回のような流れるようなラインは、ミリ単位での調整を重ねながら整えていきます。
若手の感性とベテランの経験が重なり合い、社内工房でデザインから製作まで一貫して行うことで、デザインの意図を崩さず、空間を彩るオリジナル製品が完成しました。
固い金属をやわらかく、木のぬくもりと織りなすバランス
本体にはクロカワ材を使用しておりますが、かわいらしい洋菓子店の店頭が無骨になりすぎないように、ロートアイアンの技法を用いてゆるやかな曲線を取り入れ、軽やかさを感じられる印象に仕上げました。
ロートアイアン特有の、叩きや曲げによるわずかな揺らぎは、光の当たり方によってやさしい陰影をつくります。強く主張するわけではありませんが、ふと目に入ったときに印象に残る、そんな存在感を目指しました。
座面には木材を組み合わせ、触れたときの温かみをプラスしています。鉄と木、それぞれの素材が持つ質感の違いが、空間に自然な奥行きを生み出しています。
金属を単なる材料としてではなく、空間の雰囲気を整える要素として扱うこと。今回のベンチでも、その考え方を大切にしています。
お客様に気軽に使ってもらいたい
このベンチは、来店の流れの中で自然に使われることを想定しています。荷物を置いたり、少し腰掛けたりといった動作が無理なく行えるよう、奥行きや高さのバランスを調整しました。
構造面では、見た目の軽やかさを保ちながら、しっかりとした強度を確保しています。フレームの組み方や接合部の処理を工夫し、安心して使える仕様としています。
また、通行の邪魔にならないサイズ感と配置とすることで、店頭の空間に自然と馴染む設えとしました。主張しすぎず、それでいてきちんと機能する。そのバランスを大切にしています。
店のこれからに寄り添う、新しい“顔”
設置後、このベンチは店先の風景の一部としてすっと馴染んでいます。お客様が荷物を置いたり、少しだけ腰をかけたりと、無理のないかたちで使われているとのことです。
長く愛されてきたお店に、新しい価値を加えること。その中で、このベンチがこれからの時間を一緒に過ごしていく存在になってほしいなと考えています。
空間に合った“ちょうどいいかたち”をご提案します
イヌイフュージョンでは、ロートアイアンの技法をベースに、鉄・ステンレス・銅・真鍮など幅広い金属加工に対応しています。叩き・曲げ・溶接という工程を通して、デザインと使い勝手の両方を考えたものづくりを行っています。
「既製品ではしっくりこない」「イメージはあるけれど形にできない」
そんな段階からでも大丈夫です。
設計事務所様、施工会社様、店舗オーナー様まで、それぞれの立場に合わせてご提案いたします。空間に自然と馴染み、長く使われるものづくりを、ぜひ一緒に形にしていければと思います。