無機質な既存の直角手すりに、ロートアンアンのリズムをプラス
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施工名
室内既存手すり 格子作成&取付
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価格
内容に応じて個別見積もり
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納期
約3週間弱
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サイズ・仕様(寸法、素材、仕上げ方法など)
・寸法:W2018 × H983
・素材:鉄
・仕上げ:防錆処理+艶消し黒塗装
既存手すりに新たな魅力を与える、格子デザインの再構築
千葉県鋸南町の新築住宅にて、吹き抜け階段の安全性を高めるための、手すり格子のご相談をいただきました。ハウスメーカー様を通じて、「施主様が用意された既存の階段手すりに、落下防止のための格子を追加したい」というご要望です。
施主様からは、「フラットな素材で曲線をつくり、そこに縦格子を組み合わせたい」というイメージのみが共有されており、具体的な形状は未定。そこで、既に設置されている手すりの寸法にぴったりとはまり、空間の抜け感を損なわず、かつ転落防止としての機能を確実に担保する、、、、後付けで安全性と意匠性を両立させる手すりをデザインする必要がありました。さらに、現場の進行状況から納期には余裕がなく、短期間での設計・製作・施工が求められる状況でした。
制約の中で成立させる、デザイン・設計能力と製造技術
既存手すりへの追加施工は、まったくの新設とは異なり多くの制約が伴います。
本件では、ハウスメーカー様からの情報を基に、ミリ単位で既存手すりへの取付方法を含めた設計を行いました。
デザインの要となるロートアイアンは、中央の柱を感じさせないように左右の流れがつながることを意識。職人が鉄に熱を入れ、手作業で曲げていく過程で、特に曲線部分の精度が仕上がりに大きく影響するため、製作には高い技術を必要としました。
実際の現場では図面通りにいかないケースも少なくありませんが、当社では製作から現場施工までを一貫して対応しているため、製作段階での微調整や、現場での最終的な納まり調整が可能です。短納期であっても、設計意図を損なわずに仕上げる体制を整えています。
曲線と直線が織りなす、軽やかなアイアンの表情
デザインは、フラットバーによる横方向の曲線と、丸棒による縦格子を組み合わせた構成としました。なめらかな曲線にランダムな縦ラインを通すことで、単調にならないリズムを生み出しています。
フラットバーは一本ずつ手作業で曲げ加工を行い、連続するラインとして自然につながるよう調整しました。手作りのロートアイアン特有の“わずかな揺らぎ”が、工業製品にはない柔らかさを生み、空間に馴染んでいきます。
仕上げには艶を抑えたブラック塗装を採用。白を基調とした空間の中で、輪郭だけを静かに引き締める役割を持たせています。光の当たり方によって陰影が変化し、時間帯によって異なる表情を見せる点も、このデザインならではの魅力です。
金属は単なる素材ではなく、空間を彩る要素のひとつ。本件でも、既存手すりに存在感を与える役割を担っています。
安全性を前提に組み立てる、ディテール設計の重要性
落下防止という明確な目的がある以上、安全性の確保は最優先事項となります。縦格子のピッチは、人体がすり抜けない寸法を基準に設定しながら、圧迫感が出ないようバランスを調整しました。
また、既存手すりへの固定においては、荷重が一点に集中しないよう支持点を分散させています。取り付け部は現場状況に合わせて加工を行い、確実な固定と美観の両立を図りました。
装飾性を高めながらも、日常的に安心して使用できる仕様とすることを重視しています。
“あとから加える”ことで生まれる価値
施工後、ハウスメーカー様からは「質感もよく、デザイン的にも非常に良い仕上がり」との評価をいただきました。また、「短納期の中で柔軟に対応してもらえたことに感謝している」とのお言葉もあり、スケジュール面での対応力についてもご評価いただいています。
既存の構造に対して後から要素を加える場合、単なる機能追加にとどまらず、空間全体の印象をどう引き上げるかが重要になります。本件では、安全性の確保という目的を満たしながら、デザイン面でも空間の質を高める結果となりました。
制約のあるインテリア施工こそ、ご相談ください
イヌイフュージョンでは、ロートアイアンの技法を軸に、鉄・ステンレス・銅・真鍮など多様な金属加工に対応しています。叩き・曲げ・溶接によって形を生み出し、デザインだけでなく納まりや施工性まで含めたご提案が可能です。
特に今回のような既存手すりへの追加工事や、短納期でのインテリア施工は、設計・製作・施工を一貫して行う体制が仕上がりを大きく左右します。
「この条件で実現できるか分からない」
「納まりに不安がある」
そうした段階からでも問題ありません。設計事務所様、施工会社様におかれましては、ぜひ一度ご相談ください。それぞれの空間に最適なカタチをご提案いたします。